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以下は下記原文 2003/12/14(JST)時点の非公式翻訳の草稿です。
内容の正当性を保証するものではありません。また、転記等はご遠慮ください。
オリジナルの知的財産権は University of California に属します。
原文: Which applications are suitable for BOINC?
最終更新時刻 4:15 PM, Dec.14 2003 JST

BOINCに適したアプリケーションとは?


Last modified 10:45 PM, August 18 2003

BOINCは、 膨大な計算量と大容量ストレージの一方もしくは両方を必要とするアプリケーションを支援するようにデザインされている。 プロジェクトに百万人が参加すれば、 たぶんそれは数十テラFLOPSのCPUパワーとペタバイトのストレージを得たことになる。

しかしながら、BOINCプロジェクトの資源は、 信頼性が低くインターネットに常時接続していないPCであるので、 BOINCを効果的に利用できるアプリケーションにはいくつか特性が要求される:

公衆の共感
多くの参加者を獲得するために、アプリケーションは公衆にとって興味深く有益に感じれらるべきである。 プロジェクトの運営には、人々の興味を引きつけ続けるためにそれなりのリソースと心構えが必要である。 例えば、人を動かさずにはおかないウェブサイトを用意したり、 また魅力的なグラフィックスを生成するアプリケーションを提供する等のやり方が挙げられる。
独立した並列処理
アプリケーションは、互いにデータ依存性を(ほとんど)持たない並列処理に分割可能であること。
計算量に比して低データ量(Low data/compute ratio)
入出力データは、高価で遅いかもしれない商用インターネットを経由して送られる。 経験則として、 アプリケーションがCPU時間一日当たり1Gバイト以上のデータを生みだすか消費する場合、 構内接続コンピュータ群(in-house cluster computing)を使用するほうが安価だろう。
耐故障性
公衆参加のコンピューターから返信される結果が常に正しいとは見做せない。 エラー発生確率を抑えるために冗長コンピューティング手法(Redundant computing)を用いるも、 確率をゼロにすることは出来ない。 100%の正確さを求めるアプリケーションならば、BOINCを利用すべきではない。

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Copyright © 2003 University of California
Translated by Yazawa