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以下は下記原文 2003/12/20(JST)時点 の非公式翻訳です。 転記などはご遠慮ください。
オリジナルの知的財産権は University of California に属します。
原文:
Storage
最終更新時刻 11:32 PM, Dec. 21 2003 JST
ストレージ
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Last modified 12:18 PM, October 13 2003
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ファイルとデータサーバ
BOINCでのストレージの考え方は、ファイルをもとに成り立っています。
アプリケーションの入力と出力、そしてアプリケーションの実行可能プログラムは、
ファイルです。
BOINCのコア・クライアントは、プロジェクトが運用するデータ・サーバ
との間でHTTPを使って、ファイルを送信および受信します。
ファイルは、下記の形式をもつXML要素で記述されます。
<file_info>
<name>foobar</name>
<url>http://a.b.c/foobar</url>
<url>http://x.y.z/foobar</url>
...
<md5_cksum>123123123123</md5_cksum>
<nbytes>134423</nbytes>
<max_nbytes>200000</max_nbytes>
<status>1</status>
[ <generated_locally/> ]
[ <executable/> ]
[ <upload_when_present/> ]
[ <sticky/> ]
[ <signature_required/> ]
</file_info>
これらの個々の要素は下記のとおりです:
- <name>要素はファイルにつけた名前で、
プロジェクト内で一意でなければなりません。
- <url>要素はそれぞれ、データサーバ上のどこに、
そのファイルが置かれているか(あるいは、置かれることになるか)
を示します。
- <md5_cksum>要素は、そのファイルの
MD5チェックサムを計算した値です。
- <nbytes>要素は、そのファイルの大きさを
バイト数で表したものです(2^32よりも大きいかもしれません)。
- <max_nbytes>要素は、そのファイルに許される
最大サイズです(2^32よりも大きいかもしれません)。 偽のデータで
データサーバをあふれさせることを防ぐために使われます。
- <status>要素は、ファイルが存在しない
ときは、0 で、存在するときは、1 という値をとります。 負の値は、
そのファイルをダウンロードし損ねたり、生成に失敗したときの、エラーコードです。
- <generated_locally>要素が存在
しているならば、クライアント上のアプリケーションが生成する
はずのファイルであることを示します。 ダウンロードされるはずの
ファイルではありません。
- <executable>要素が存在しているなら、
そのファイルを実行することができるように、[クライアント上で]
ファイルに許可属性の設定をするべきであることを示します。
- <upload_when_present>要素が存在しているなら、
そのファイルが生成されたらアップロードされなければならないことを示します。
- <sticky>要素が存在しているなら、
そのファイルを初めて使った後、クライアントに残しておくべきことを
示します。
- <signature_required>要素が存在しているなら、
そのファイルをRSA署名によって検証するべきであることを示します。
普通、この要素は実行可能ファイルにだけ適用されます。
これらの属性によって、種々の型のファイルの仕様を記述できます。
たとえば、[あるファイルが] 後々の計算で入力として使うために残しておくべき
入力ファイルや出力ファイルである、といったことが書けるわけです。
ファイルが(データサーバ上あるいは、参加者の計算機上で)いったん
作られたら、それらは二度と変更されません。
(訳注:変更しない、という約束らしい。 いかに、変更させないように保つかは
この翻訳時点では、よくわかっていない。)
ファイル参照
ファイルには、
ワークユニットや、
リザルト、アプリケーションの版
が関連していることがあります。
それぞれの関連は、以下の形式のXML要素で表現されます。
(訳注:ワークユニットや、リザルト、アプリケーションの版を表すXML文書の
中に、ファイルを参照していることを示す下記の形をしたXML要素が入っている
ということ。)
<file_ref>
<file_name>foobar</file_name>
[ <open_name>input</open_name> ]
[ <main_program/> ]
</file_ref>
これらの個々の要素は下記のようなものです:
- <file_name>要素は、ファイルを指定します。
- <open_name>要素は、そのアプリケーションが
対象のファイルを参照するときの名前です。
- <main_program/>要素は、アプリケーションの版
に関連するファイルのために使われます。 この要素は、当該ファイルが
そのアプリケーションのメインプログラムであることを示しています。
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